第116回『信徒峰中修行会』に参加してきました!

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2019年6月1日(土)~2日(日)
髙尾山薬王院主催による『信徒峰中修行会』へ参加させていただきました。

毎年夏と秋の2回、1泊2日で執り行われる修行会となっており、今回は総勢93名の参加者の方がいらっしゃいました。 

職業も年齢も異なる大人数での共同生活に加え、今まで経験したことがない滝行、読経や山内を練り歩く回峰行、写経、自分自身と向き合い瞑想をする月輪観(がちりんかん)等、初めてづくしの2日間。

修行内容の中でも、滝行は想像を遥かに超える厳しい修行でした。遠目から滝をみると水量は少なく見えますが、滝壺まで行くと見た目以上の激しい水圧、水の冷たさが身体に伝わってきます。水圧や水の冷たさに耐えるだけでなく、大声で念仏を唱え、入滝前の作法として身体を清めるためバケツで水をかぶります。この時はあまりの寒さに心が折れそうになりましたが、それでも自らを奮い立たせて勢いのまま滝に入りました。

滝行を終えると、出た直後は脱力感と達成感が入り交じり、今まで体験したことのない感覚を味わうことが出来ました。

滝行の他、特に印象に残っているのは、般若心経を長時間唱え続ける千巻経です。僧侶や修行参加者による読経、大太鼓の迫力は壮観で、身体が震えたのを覚えています。

こうして修行を振り返りますと実生活においても、挨拶に始まり挨拶に終わる。食事を頂く際には食べ物に感謝を忘れず、食べ終わった食器は所定の場所にもどす。団体行動を乱さない。靴は揃えて下駄箱にいれる。などなど、ひとつひとつの動作は当たり前のことではありますが、この2日間で改めて「当たり前」の大切さを学ぶことができました。

次回の信徒峰中修行会は現在のところ、2019年10月12日(土)~13日(日)を予定しているようです。
お子さまからお年寄りまで、男女を問わず体験をすれば実生活へのとても良い刺激になると思います。是非、ご参加してみてはいかがでしょうか。

by ケン坊